パナソニックの90人超懲戒処分は素晴らしい

パナソニックは調達を行う90人の社員に対して、降格などの懲戒処分を下しました。
取引先からの接待を受けていたことが理由だそうです。
パナソニックでは調達部門の接待を原則禁止にしていて、それに違反したことが今回の処分となりました。
 
ここまで大々的に処分を行い、それを公表するのは日本の企業としては異例なことではないでしょうか。
 
調達部門が受ける接待ということは、すべて下請けからの接待になります。
ほとんどが中国ということですが、仕事をもらうために接待を行い、担当社員も接待を受けたから取引を始めたではお互いの会社にとってマイナスです。
バックマージンの可能性も否定できなくなります。
そういう意味でも会社として厳しい姿勢で望むのは、とても素晴らしいことのように思います。
 
同じような姿勢を国内の他の会社も示すべきではないでしょうか。
特に最近就労時間で大いに問題のある電通などは、見習うところが大きいような気がします。
 
業績としては厳しい状態が続くパナソニックですが、こういうところにも松下幸之助イズムが残っているのですね。
モラルこそが日本企業の一番の強みですから。。。
 
ちなみに松下幸之助氏は税金が無くても政府は運営できると言っています。
一部の行政サービスを有料にすることで賄うことができるのだとか。
詳しくはキチンと勉強していないのでわかりませんが、少なくても年金や保険料は税金ではありませんから、荒唐無稽な話ではないのでしょう。
是非、どこかの自治体に実験的に実施をしてもらいたいものです。