暴力団が会見ってどういうこと?

神戸山口組からの離脱して「任侠団体山口組(侠の字は右が「夾」。以下このまま)」を作る。
そんな会見を離脱組の人たちが行いました。
 
暴力団が会見?
 
ちょっと違和感があります。
新団体はまだ指定暴力団ではないけれど、世間一般の目から見れば暴力団に変わりはありません。
それがメディアに対して会見を行うのは、かなり異例ではないでしょうか。
 
ただ世間の関心事ではありますし、しっかりと説明をしてもらえることは今後の安心にもつながります。
それを意識してなのかはわかりませんが、違和感があっても会見を行って貰えたことは、素直に好感が持てます。
 
ちなみに私は暴力団については、まったく知識がありません。
それでも山口組暴力団の中でも任侠集団という認識を持っています。
任侠と聞くだけでヤクザと思う人もいるかと思いますが、本来の任侠は簡単にいうと「仁義を重んじて弱きを助ける」ということです。
江戸時代の侠客とまではいかないでしょうが、山口組では覚せい剤を扱わないため、関西の芸能界ではクスリ絡みの不祥事がほとんどないと聞いたことがあります。
それに神戸の総本部ではハロウィンに子供にお菓子を配ったり、震災の時には自治体よりも山口組にお願いしたほうが、すぐに解決してくれたというエピソードもあるそうです。
 
そんな任侠集団だからこその会見だったのでしょう。
特に今回離脱する人たちは「本来の山口組に戻したい」と言っているそうですので、昔気質の任侠道を目指してくれるものと思います。
 
「昔は〇〇の組長さんが仕切ってくれていたから話が早かった」
なんて話を一般の人から聞くと、抗争で血生臭いことが起こらないかぎり、よほど健全じゃないかと思えてきます。
なにしろ今の時代、過労死や社内ストレスでの自殺など、普通の企業の方が血生臭かったりしていますから。。。