高樹沙耶さんの逮捕で相棒の再放送中止?

先日、元女優の高樹沙耶さんが大麻所持の疑いで逮捕されました。
医療での大麻利用を訴えて選挙に臨んでいたりしただけに、
「結局、吸ってたんかいっ!」
と誰もがツッコミを入れたくなることでしょう。
 
テレビ朝日などは早々に対応を決めて、高樹沙耶さんの出ていた人気ドラマ相棒の再放送を見送ったりしています。
残念と思いながらも、当然の対応と誰もが納得するところでしょう。
 
でもいつも普通とは違った見方をする私はちょっと違っていたりします。
 
まず今回の逮捕で高樹さんは否認しているんですよ。
自分の大麻ではないと…
つまり逮捕はされたけれど、認めていないので、今のところ痴漢冤罪事件みたいな可能性もあるんです。
有罪にもなっていないし、起訴もされていない。
無罪の可能性は無いわけでは無いってことです。
 
こう考えると、テレビ朝日の対応って、ちょっと先走りじゃないの?って気にもなってきます。
まあ、ほぼ有罪だろうとは私も思うところですけど、ここは冷静に公平に物事を見るとして、冤罪かもしれない段階で社会的な制裁を加えてもいいものかと…
日本では「逮捕=有罪」の可能性が大きいですけど、100%ではないですよね。
それなのにマスコミの対応って、いつもながら無責任って感じがしてしまうんです。
 
もっとも裁判でも
「すでに被告人は社会的制裁を受けているため…」
なんて判決前に裁判官が言うこともあるようなので、疑わしきは社会的制裁っていうのがこの国のあり方のようです。
 
こういうニュースが出るたびに、伊坂幸太郎さん原作で、堺雅人さん主演の「ゴールデンスランバー」という映画を思い出します。
いつの間にかの容疑者扱い。
容疑者はそのまま犯人っていう社会って、もし自分の身に降りかかったらって思うと怖いですよね。